堀川建築設計室

CHIEKO HORIKAWA


Hiroshimaにて

10月22日、広島市の平和記念公園へ、
初めての広島です
香川県からは高速で2時間程度で到着します
思ったより近くにあります
やはりここは祈りの場所です


広島の金曜午後2時ごろ、
平和記念資料館のピロティー前は大型バスでびっしりです
建築目当てに来た私だったのですが、
やはりその特別な意味を持つ場所性をひしひしと感じました
日本人だけでなく外国の人たちもかなりいます
ここは地球の上でも特殊な場でなのです

瀬戸内海を挟んでとても近い場所なのに、
来たことが無かったなんて。。。

 

写真で見ていた平和記念資料館は
とても軽い建築という印象しか持っていませんでした
実際とても軽やかでさわやかなのですが、
有機的な質感、と雰囲気を持っていて、
居心地のよい場です
そして、記念公園の明快な軸線を形成し、
緊張感を感じるものでもありました

同時期の香川県庁舎のピロティとは全く違ったものです



 











資料館の中は多くの見学者でいっぱいですが、
とても静かです
展示された原爆後の模型で現在の地点を確認してみると、
ここが爆心であり、
原爆ドームが残ったのが奇跡であり、
心が痛むと同時に
とても厳粛な気持ちになります

記念公園の休憩所の橋を渡るとすぐに広島の繁華街があります
こういう神聖な場所と庶民の生活の場がすぐ隣り合っているというのも
広島の強さというか、人間の生命力の強さを感じます
もっと早い時期に(学生の頃)に
どうして来ていなかったのか、不思議に思うくらいの場所でした







平和記念公園では胃痛と寒さを感じ、
こういう緊張感漂う場所に来たからなのかと、
自分の繊細な神経にびっくりしていたのですが・・・
広島への途中、山中が寒くて、
(10月なのに5度)体が冷えたのと、
昼食を食べそびれて空腹だったのが、
緊張感をさらに高めていたようです
広島に来てまであったったかいうどんをすすってしまい、
香川県人らしい自分に、びっくりでした
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