堀川建築設計室

CHIEKO HORIKAWA

倉敷を歩く
2007年03月22日

倉敷を訪れるのは数度目、
今回は倉敷市民会館で行われるコンサートを聴くために訪れました
倉敷は浦辺鎮太郎氏設計作品がたくさん残されています

倉敷駅、三越が立ち退いた後、
天満屋が入ると昨年ニュースで聞いていますが、
テナントの問題で再生が進んでいないのでしょうか?
まだ、整備されないままです

岡山第二の街だけあって、
駅のロータリーは整備されています
駅も浦辺設計の建築です

駅前の大通りを進みました
大きなビルがあるわけではないのですが、
車や人の行き来は多いです
地方の県庁所在地でもないのに殺伐感がないのは
珍しく感じます

倉敷音楽祭が催されていて、
観光客も多いからでしょうか
写真の建築物が、
駅前大通の大きな建築物ですが(ほとんど浦辺設計)
丁度良い規模人間にとって違和感のない大きさとは、
このあたりの規模ということでしょうか・・・

倉敷駅
対面の元三越は、まだ空いたままでした
天満屋に再生するようです




倉敷国際ホテル
手前が増築部 奥が本館


倉敷国際ホテル
俊工事はRC打ち放しの外壁だったが、
白く塗りなおしたようです



倉敷美術館
設計丹下健三 - 元倉敷市庁舎
整備計画は浦辺設計


倉敷芸文館
来月はここでシンポジウムがあります

美観地区
平日の夕方ですが、
観光客の人は多い

美観地区も整備計画は浦辺設計です
大原美術館も増築等もです

美観地区には、
平日の夕方にも関わらず
大勢の人が散策していました
倉敷音楽祭に加えて、
明かりの祭も行われているようで、
6時を過ぎたころから
提灯を載せた舟を倉敷川に浮かべていました

外国の人も違和感無く歩いています

街全体として、
近代建築と
古い町並みが旨く 馴染んでいる感じがします

ガラスを多用している高層現代建築が
無いからでしょうか

それとも、一貫して同じ設計事務所が
街の整備計画に関わっているからでしょうか








倉敷川沿いのWCは半地下で控えめ


速水史郎氏の作品群
大原美術館ANNEX前庭
速水氏のこのシリーズは何だか楽しくなります
高松天満屋での展示を見たときは
和紙の照明作品が加わっていました

アイビースクエア では
照明コンクール入選者展示が行われていました


紡績工場跡地を利用した
アイビースクエア

今回カメラを向けた建築は
ほとんど浦辺設計の作品です
後に解ったのですが、
浦辺設計は
前身が倉敷レイヨンの建築研究所とのこと
初代所長が浦辺鎮一郎 氏
納得

市民会館の写真が取れていないのが残念
電池切れでした
市民会館は老朽化しているというニュースを
聞いたことがありますが、
確かに什器はくたびれているし、
ホワイエの天井は低いし、ですが、
ホールの木天井はいい雰囲気ですし、
いいボリュームのような気がしました
(音楽ホールとして良いかどうかは解らないのですが・・・)

今回歩いてみて
倉敷の街は
活性しているイメージを持ちました


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